その計算間違ってない?正しい家計簿の付け方
節約したり、計画的にお金を使うには家計簿を付ける方法が効果的です。
しかし、家計簿は付ければいいワケではなく、分析をしてお金の使い方を見直さないと意味がありません。
最近では無料で利用できる家計簿アプリが多数あります。ノートを使ってアナログ方式で記録するよりも、手間なく家計簿をつけられて分析も簡単なデジタル家計簿を活用しましょう。
家計簿を付けるなら、細かいお金も把握しておかないと意味がありません。
レシートの自動読込やクレジットカード、電子マネーなどの連動機能を活用し、細かい出費まで記録して使ったお金や、給料日までに使えるお金を把握することが大切です。
2ヶ月単位で把握しよう!
家計簿の基本は月々の支出を把握することです。
しかし、1ヶ月単位でこだわると、最低限の生活費だけでもムラが出てしまうものです。
たとえば水道代はほとんどの地域で2ヶ月に1回の請求になります。
また女性の1人暮らしであれば、5kgのお米を買って2ヶ月かけて消費する人も多いでしょう。
このように、毎月必ず発生するとは限らない支出も含めて計算するためにも、予算を2ヶ月で組むように考えることが大切です。
年に1回の支出も計算して積み立てる
生活する上で、必ず必要になる支出は1年や2年に1回のペースで発生するものがあります。代表事例をご覧ください。
車の維持費
車検代、任意保険、自動車税など
賃貸住宅の更新費用
2年に1回賃料の1ヶ月分など
住民税、健康保険、年金
非正規労働者の場合は、自分で支払いを行う場合がある
正月の出費
実家に帰る交通費、親戚の子供に渡すお年玉など
上記のような1~2年に1回かかる出費のほかにも、クセ毛の人は梅雨の時期に利用する縮毛代。シーズンごとに買い足しする洋服代なども把握するようにしましょう。
年単位でかかる費用を計算したら、そこから逆算して毎月積み立てるようにしましょう。
月単位の支出しか計算していないと、大きな出費が出る季節に金欠になってしまいます。
家計簿の付け始めはケチケチしない!
家計簿を付けると、出費を減らそうとしてケチケチした生活をしようとしてしまいます。
記録するだけで抑制力が付いて貯金できる人もいますが、全体のごく少数です。
家計簿と同時に節約生活を始めると、それがストレスになって3日坊主で終わったり、反動で浪費してしまうリスクがあります。
家計簿の本質は記録ではなく、お金の使い方を見返して分析することです。
最初の1~2ヶ月は、ケチケチせずに普段通りにお金を使います。
その後に使ったお金の内訳を食費や固定費、遊びや趣味のお金などに仕分けして、削減するポイントを見極めて計画を立て直すのが正しい活用術です。
無駄を削減できれば、遊びや洋服代、美容代に費やせる予算を増やせるケースもあります。
家計簿を付けるのは、節約するモチベーションを高める狙いがあります。
全てを削減するのではなく、節約して生活費に余裕が出るのであれば、その分で贅沢できる項目を作ってあげましょう。